最終更新日時: 2000年6月26日
Tamago Ver. 4 は GNU Emacs 20.5 以降に対応したまったく新しい「たまご」です。
まず tar ファイル tamago-4.X.Y.tar.gz を取り寄せて、解凍してください。次に tamago-4.X.Y に cd して、
% ./configure
% make
を実行してください。つぎにいよいよインストールですが、今のところ、GNU Emacs 共通 site-lisp ディレクトリの下に(たとえば、/usr/local/share/emacs/site-lisp/egg など)インストールすることになります。このディレクトリに対する書き込みができる必要があります。もしそうであれば、make install を実行すればインストールは終了です。この方法では、特にユーザの .emacs での変更は必要ありません。
Tamago Ver.4 の設定とは独立に GNU Emacs 20.5 以降で日本語環境を標準に設定するには、
(set-language-environment "Japanese")
を .emacs に追加してください。
たとえば標準の設定では、「ん」をローマ字で入力するのに、n のキーを2回たたくようになっています。これを1回で「ん」が入力されるようにするには、GNU Emacs の customize を使ってください。マウスメニューの help のところをクリックしてサブメニューから customize をクリックするか、M-x customize を実行してください。 そうするとトップレベルの Emacs グループのバッファになります。そこから Egg グループにいくには、 Emacs → I18N → Mule → Leim → Egg と手繰ってください。いまのところ Egg グループには次にサブグループがあります。
例にあげた「ん」の入力方法はhira グループで設定できます。
最初から hira グループの設定変更を行いたい場合は、 M-x customize-group のあとに hira を入力してください。設定変更をした後は [Save for Future Sessions] を実行してください。
Its グループに関する設定変更は[Save for Future Sessions] を実行して、GNU Emacs を再起動しないと有効になりませんので、ご注意ください。
フェンスでの入力をキャンセルするには C-c を使ってください。
入力を確定するには、 [RETURN] または C-m を使ってください。
まだ実装していません。
Tamago Ver.4 では mlh はシステムに組み込まれています。使うには変数 egg-mode-preference の値を標準値の t ではなくて、 nil に設定してください。そうしたうえで、 C-\ によって input method を on にすると、mlh での入力ができます。
Tamago Ver.4 では Egg Ver.3 とちがって、同時に複数のフェンスをオープンすることができます。これをマルチフェンスと呼びます。Egg Ver.3 では、カーソルの位置がフェンスの外に出ることはできませんでした。Tamago Ver.4 では自由にフェンスの外に出ることができます。フェンスの外に出たときはフェンスの | がバッファに残っているように見えますが、そうではありません。また Tamago Ver.4 ではフェンスの | を GNU Emacs の overlay 機能を使って表示しているだけで、実際のバッファに文字を入れているわけではありません。したがってカーソルをそばに持っていって delete しても消えません。試しにフェンスの外にいったん出てから、カーソルをフェンスの中にもどして、C-m などでフェンスを確定してください。ちゃんとフェンスがなくなります。
mlh は特に何かの省略形ではありません。mlh の前身である mLh は、 "Muchakucha Loose Hankan"とかを意味していました。
Yoshio Katayama: "The Multilingual Input Method - Egg V4," Proc. of ISFST '99, 1999. [PDF]
片山 善夫 : "Egg V4 (Tamago Next Generation)", Proc. of Linux Conference '99, 1999. [PDF]