私は計算機上でフランス語やドイツ語を読み書きすることがときどきあります。 なにしろ怠惰なので、人に翻訳を頼むのさえ面倒なのです。 よってアクサンやウムラウトを入力する必要が生じるのですが、 多くの非ヨーロッパ圏のキーボードと同様、 KINESIS のキーボードにはそのための専用のキーがありません。
私は Mule グループ の一員として、 これまでにいくつかのヨーロッパ語用入力メソッドを作ってきました。 が、以下の理由により自分ではそれを使っていません。
というわけで、以前は自分専用の Quail 入力メソッドを作っていたのですが、 やはりモードによって同一のキーが違う働きをするのは混乱の元でした。また その後、Hyper キーによる独仏用の特別シフトモードも試してみましたが、し ばらく使ってみたところ、「あるキーを押しながら別のキーを打つことは、 2つのキーを連打するよりも面倒である」ことに気付きました。そのため現在で は、右手親指の Tab キーをシングル・シフトに使い、「Tab + 1ストロー ク」という2打鍵で独仏用の記号付き文字が入力されるようにしています。 (Emacs 内で Tab の機能が必要な場合は 'C-i' で代用できます。) 1打目に Tab キーを打った後のキーマップは、以下のようになります。
Shift キーが押されている場合は、以下のようになります。
このための 独仏入力用の設定ファイル も、~/.emacs で読み込むようにしています。
これでカスタマイズの第三段階は終了です。 ここまでで、 Emacs コマンド、 英文、 独仏語の入力がスムーズにできるようになりました。